尾道は、海と山のおりなす美しい景観や落ち着いた街並みから、多くの文学者や芸術家に愛されてきました。史跡や美術館なども多く、古寺めぐりが人気となっているように、歴史的建造物も数多く残されています。こうした場所を実際に訪れ、地元の芸術家、地域史家による講義も予定しています。日本の原風景ともいえる歴史と文化の香りに実際に触れることで、豊かな情操を育みます。
- ■感性を刺激する尾道の魅力
- 瀬戸内海のほぼ中央に接し、自然の良港をもつ尾道は、その地理性から多くの人や物が行き交い、独自の文化が形成されてきました。
- 「文学の街」、「坂の街」、「映画の街」などと称され多くの人の感性を養ってきた街、また人々を魅了してやまない尾道の立地性、これらの自然、歴史は、人間の感性を刺激するとともに、感性豊かな人を育てる環境としては、最高の街と考えます。
- ■長い歴史がしのばれる、数多くの古寺名刹
- 尾道の市街地には、今も100の古寺が点在します。聖徳太子によって創建されたと伝えられる浄土寺、729年創建の西國寺、806年創建で、尾道のシンボル的な存在となっている千光寺などの古い寺は、戦火に焼けることなく千年以上前の姿と、それぞれの由緒を今に伝え、長い歴史を偲ばせています。
- ■文学的、芸術的な感性を刺激する情緒あふれる街並み
- 渡し船の行き交う尾道水道、街に点在する寺院、家々が所狭しと並ぶ細い坂道が情緒を醸し出す、古いたたずまいを残す美しいこの地は、多くの文人墨客を呼び寄せてきました。 歴史を感じさせる文化的な風景や、海や島々が生む自然の風景、そこに暮す人々の営みの風景が広がる風光明媚な尾道には、志賀直哉、林芙美子、中村憲吉などの多くの文人が暮らしました。
- また、生活風景そのものが絵になる尾道では、小津安二郎監督の『東京物語』、尾道生まれの大林宣彦監督による尾道三部作、『転校生』『時をかける少女』『さびしんぼう』などが撮影され、尾道は映画の街としても全国的に有名です。映画に漂う尾道の情緒が、多くの人々を魅了しています。
- 尾道には、そこかしこに絵心をそそる風景が展開しています。小林和作をはじめ、中西利雄、中川一政などたくさんの有名画家が来訪し尾道を描きました。瀬戸田町に生まれた平山郁夫画伯は、瀬戸内の青い海と緑の島々が織り成す原風景に多くの影響を受けています。

どこを切り取っても絵になる街、尾道。東西に伸びる尾道水道、本州と瀬戸の島々を結ぶしまなみ海道と、「瀬戸の十 字路」といわれる交通の要所でもあります。














